クリント・イーストウッドです。
年末年始の暴飲が祟りすっかりブログが滞ってしまいましたが、今年も書いていきたいと思っておりますので、ここはワン・プリーズ(1つ宜しくお願い致します)。
ということで、今年初めにご紹介するウイスキーはバーボンの「ワイルドターキー スタンダード」です。
ワイルドターキーの由来は、野生のターキー(七面鳥)の狩りに出かけたハンターが自家製のウイスキーを持ってきた、それがこのバーボンだったということだそうです。七面鳥ということなので、本来ならば去年のクリスマスにピッタリの話題でしたが、完全に時期を逃してしまったようです。
「ワイルドターキー8年」は数年前に飲んだことがあるのですが、同価格帯で唯一、竹鶴12年より旨いかも、と思った記憶があります。
当時はワイルドターキー8年で2,000円程度だったのですが、現在は若干値上がりしているようですね。
ワイルドターキーとは
ワイルドターキーは、アメリカのケンタッキー州で製造されているバーボンのブランドです。1940年代にトーマス・マッカーシーという人物によって創業され、現在はカンパリグループが所有するウイスキーメーカーの1つとなっています。
ワイルドターキーのバーボンは、通常8年以上樽で熟成され、オーク樽から得られるバニラやスパイスなどの風味が特徴的です。また、比較的高いアルコール度数(通常は50%前後)があり、力強い味わいが特徴です。
ワイルドターキーには、通常の「101」の他にも、「Rare Breed」、「Longbranch」、「Russell's Reserve」などのシリーズがあり、それぞれ独自の風味と特徴を持っています。
ワイルドターキー 味わい
まず香りを確かめたならば、柔らかみのあるモルトの甘い香りを感ず。微かに酸味とスパイシーさを感じます。
バーボン!って感じはないですがバーボンです。
口当たりは柔らかで甘みを感じますが、直ぐに酸味とスパイシーさが追いかけてきて、そのままフィニッシュ。
後味はかなりスパイシーです。
ワイルドターキーは優しい味わいのイメージがありましたが、意外とピリッと来ます。
バーボンという雰囲気はやや弱いのですが、美味いバーボンを目指した、というよりは美味いウイスキーを作ったらこうなった、というような感じがします。
ワイルドターキー+水
次にやや加水して味わいます。
グラスにポチョンと水を垂らして味わうと、酸味とスパイシーがすっかり鳴りを潜めて、甘い味わいが目立つ感じに。
ただ甘みの方も後退し、やや味が薄い。良く言えばクセが少なく、飲みやすい。
また、チョコレートのような甘みを感じるのでつまみが欲しい時はビターチョコが合うのではないかと思います。
ワイルドターキー メーカーズマーク 飲み比べ
手元にあったバーボン、「メーカーズマーク レッドトップ」とワイルドターキーを飲み比べて見ました。
色はメーカーズマーク レッドトップがやや濃いですが、大差なし。
まず、香りの立ち方が違います。明らかにメーカーズマーク レッドトップの方が香りが濃い。そして深みあり。
バナナか熟したレーズンのような香りに、ややヨードっぽい香りを感じるのがメーカーズマーク レッドトップ。キリッとした酸味があります。
これを飲んだ後ではワイルドターキーがやや軽く感じられるという、価格差を考えれば当然の結果に。
ワイルドターキーを飲んでみて
価格は約¥1,900ですが、昔はワイルドターキー8年が¥2,000で買えたことを考えるとどうしても割高な印象になります。これならいっそ¥700足して、ワイルドターキー8年にした方が満足度は高いと思います。
何はともあれ他のバーボンとは少し毛並みの違う、ワイルドターキー。バーボン好きなら抑えておきたい一本です。