今回は強烈な個性で一部ファンを虜にするアイラウイスキーについてご紹介します。
アイラウイスキーとは
アイラ島という小さな島で作られるスコッチウイスキーの総称
スコットランドの西に浮かぶアイラ島。地図で見るとすごく小さいのですが、ウイスキーを作るのには適した環境なんだとか。
そこで作られるアイラ・ウイスキーは共通した味わいがありますが、少しづつ個性が違うのが面白いところ。
前回ラフロイグを紹介しましたが、アイラウイスキーはまだまだあるので、今回はおすすめのアイラウイスキーをご紹介します。
アードベッグ 10年
アイラ・ウイスキー特有のスモーキーな味は「ピート」と呼ばれる麦を乾燥する時に使われる泥炭によるもの。なのでこの独特のスモーキーさはピート臭と呼ばれます。そのピート含有量が最大なのがこのアードベッグ。スモーキーさは強ければ強い程良い、という猛者のための究極の一本です。
ラフロイグ
ピートとシャープな味わいで、病院臭やヨードチンキに例えられる、とにかく大クセのあるウイスキー。その独特すぎる味わいに、ドはまりする人多数。とにかく一度飲んでみたい一本。
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ボウモア 12年
ラフロイグと双璧をなす人気の一本。アイラのスタンダード的なこのお酒。
ラフロイグがシャープでエッジの効いた味わいで攻めてくるのに対し、ボウモアはやや穏やかで、ピート臭をオブラートに包んだかのようなウイスキー。ラフロイグは全て機械で管理してウイスキーを作っているのに対し、ボウモアは昔ながらのやり方で作っているという。
メーカーの考え方が品質に現れる好例ですが、どちらも甲乙つけがたし。個人的にはラフロイグよりとっつきやすいと思います。
ラガヴーリン 16年
「アイラの巨人」の異名をとるラガヴーリン。スモーキーさの後になのに軽やかかつ華やかなフルーティさがやってくる。そんな奇跡の味わいを実現したこのウイスキー。
16年という熟成期間もあって、お値段もそれなりにしますが、アイラ・ウイスキーのファンならずとも一度は味わう価値があると思います。気になる方はまずバーで飲むのがいいのではないでしょうか?おすすめです。
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カリラ12年
カリラ12年はスモーキーさはありながらも軽やかな味わいでアイラウイスキーを初めて飲む人にもおすすめ。こちらも系統的にはラガヴーリンに近いかも知れません。ただ値段はラガヴーリンよりかなりリーズナブルになっています。
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まとめ
興味を引くウイスキーはあったでしょうか?人生一度くらいはアイラウイスキーを飲んでみてもいいと思います。また何かを忘れたいときのもうってつけのウイスキーですよ。