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デュワーズホワイトラベルの上位互換 「デュワーズ 12年」は超おすすめ

2016年5月29日

デュワーズ12年

ブレンデッドウイスキーの「デュワーズ 12年」を飲んでみました。

ともぞう

シングルモルトは全体的に高騰していますが、ブレンデッドは価格が比較的安定していて良いですね。

最近は病弱な虚弱体質気味で、ウイスキーの消費量が若干減少。安いものを沢山飲むより、ちょいといいモノをチビチビ飲むのもいいかと思い、以前から気になっていたデュワーズ 12年にトライ。

以前デュワーズ・ホワイトラベルをご紹介いたしましたが、その12年ものということになります。

デュワーズ 12年 味わい

いつも通りグラスに注ぎそっと香りを確かめます。

香りの感じは初め梅、プラム。そして時々梅。またほんの僅かにゴムの樹ようなウッディな香り。
まあゴムの樹なんて見たことも嗅いだこともないんですが多分タイヤみたいなもんでしょう。

アルコール感もそんなにないですが酸味を予感させる香りを放っています。

味わいにも派手な感じはなくどちらかと言うと控えめなのですが、まろやかさ、華やかさ、コク、ボデー全て良く、非常にバランスがとれています。

スモーキーさや潮っぽさ、ヨードな感じも無くクセのない素直な味わい。日本人好みの味わいではないでしょうか。

デュワーズ 12年 ストレートで

まずストレートで味わうと甘いのですが、甘さとほろ苦さのグッド・バランス。
骨太で深みのあるフルーテーな味わいです。そして酸味のあるフィニッシュ。
嫌な酸味では決してなく爽やかな良い酸味です。ボデーは中庸という感じ。

ブレンデッドウイスキーの良い所を全て兼ね備えていてまさにブレンデッドのお手本という感じです。
至極まっとうなウイスキーでとても飲みやすい。

エグみ、苦味などもジョニーウォーカー・レッドなどと比べて少なめです。
このデュワーズ 12年はブレンドした後、再び樽で半年ほど寝かしているようです。この期間がグッドバランスの秘訣なのかも知れません。

デュワーズ 12年 ちょい水を足して

やや加水したところ酸味が後退し、円やかさを帯びたほんのりとした甘みがゲットイン。
これならどんな飲み方にも合うんではないかということで、ロックにしてみたならば、深みはなくなるものの、軽やか、かつ、やや口当たりが柔らかく、酸味が増す。

すっきりとした爽やかな味わいで、非常に飲みやすい。そんなに味が崩れることがないのは流石。ロックも美味しいですね。そんなこんなでかなりのハイペースで空けてしまったのですが、最後の1杯を飲むのが惜しい気がしたので、しばし(1ヶ月くらい?)放置。

昨日意を決して、最後の一杯を飲んでみました。
ストレートで飲むとスパイシーかつキリッとした酸味が。フィニッシュも軽やか。味わいの変化はそんなにありませんでしたが、やはり早めに飲みきった方が良いかもしれません。

デュワーズ 12年 総括

ブレンデッド・ウイスキーの真骨頂であるバランスの良さ、まろやかさ、コクを兼ね備え、フルーティで飲みやすいウイスキー。
これはかなりのヒットです。
飲みやすいので、ウイスキー慣れしていない人にもおすすめ。

また割りとシンプルでポップなラベルのデュワーズ・ホワイトラベルと比べると重厚でやや高級感のあるデザインなのでプレゼントにも良いかも知れません。後で知りましたがキーモルトがシングルモルトのアバフェルディ

アバフェルディは個人的にとても好きなのでそちらもおすすめです。

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Aberfeldy(アバフェルディ)

ここからはデュワーズの蘊蓄になります。

デュワーズの歴史

デュワーズの名前の由来は創業者の「ジョン・デュワー」にちなんだものです。

1846年、スコットランドのハイランド地方でジョン・デュワー&サンズ社が設立。ブレンデッドウイスキーの製造を開始します。当時としては珍しい、中の色が見える透明なボトルを採用し人気を博していたそうです。

その後、息子「トミー・デュワー」の才覚で事業は拡大。世界中を旅していたトミーは、かねてから親交のあった鉄鋼王「アンドリュー・カーネギー」を通じて当時の米国大統領「ベンジャミン・ハリソン」にデュワーズを提供。それが話題となり、デュワーズの名前が全米に広がったとのことです。デュワーズは米国で特に人気、というのは知っていましたが、こんな経緯があったのですね。

息子を通じて世界に販路を拡大したところは、グラスゴーの大型船の船長たちに声をかけて販路を拡大したジョニー・ウォーカーの息子アレキサンダーに通ずるものがあります。

1893年(明治26年。日清戦争が起こる前の年)にはトミーデュワーがウイスキーを広めるために来日。長崎、神戸、大阪、横浜、東京に立ち寄っているそうです。

ハイボールの起源? デュワーズハイボール説

諸説ありますが、ハイボールの起源はデュワーズではないかという説があります。

トミーデュワーが店でウイスキーを頼んだ際、グラスが小さかったため、もっと「high」(背の高い)グラスにしてくれれば「have a ball」(楽しめる)と言ったというのが語源と言われます。

ちなみに、公式サイトによると、デュワーズをハイボールで楽しむときにはデュワーズ:炭酸水の割合は「1:4」が良いとのこと。薄めですが飲みやすいとのことです。

デュワーズの製法

デュワーズは穏やかな穀物由来のグレーンウイスキーにモルト原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

さらに、デュワーズの大きな特徴は、なんといっても時間と手間をかけた「ダブルエイジ製法」。これは熟成したグレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドした後、再び樽の中で熟成させる手法。なめらかでバランスの良い味わいになるそうです。

デュワーズのキーモルト

デュワーズのキーモルトは以下の蒸留所で作られています。

  • アバフェルディ
  • クライゲイキ
  • オルトモア
  • ロイヤル・ブラックラ
  • マクダフ

などが使用されています。ハイランド地方、スペイサイド地方の原酒を中心にブレンドされているのが特色です。

アバフェルディ(ABERFELDY)

アバフェルディ蒸留所は1898年にジョン・アレクサンダー・デュワーによって設立されたデュワーズのための蒸溜所です。伝統的な製法にこだわっており、昔ながらの木製の発酵曹を使用。さらに通常よりも長い70時間の発酵により、ハニーのような香りを実現しています。仕込み水には「水の神のプール」と呼ばれるピティリー川を水源として使用。品質を守るために上流の水源から取得しています。

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Aberfeldy(アバフェルディ)

クライゲラキ(CRAIGELLACHEIE)

1891年スペイサイドに設立された蒸留所です。大麦麦芽を乾燥させる際に油で焚いた火を使うことで硫黄香が生成され、重みのある製品になるそうです。また、蒸留後の原酒の冷却・液果にワームタブと呼ばれる装置を使用。スピリッツに極上の香りが生まれるとのことです。

オルトモア(AULTMORE)

オルトモアはゲール語で「大きな小川」を意味する創業1897年の老舗蒸留所です。スコットランドのウイスキー産業内でトップクラスと評価される12のモルトの内の一つです。ピートを使用しないフレッシュな味わいが特徴。オルトモアで作られた完成度の高い原酒はデュワーズの他にホワイトホースやジョニーウォーカー黒ラベルにも使用されいます。

ロイヤル・ブラックラ(ROYAL BRACKLA)

1812年ハイランドに設立された世界で最も古い蒸留所の一つ。英国王室御用達を最初に賜った名門蒸留所です。

ファーストフィルのシェリー樽で熟成させることでフレッシュで華やか、フルーティーな味わいを生み出すとのことです。

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ROYAL BRACKLA(ロイヤル・ブラックラ)

マクダフ(DEVELON)

1960年にハイランドのデヴェロン川が北海に合流する地点に設立されたのがマクダフ蒸留所です。金属製マッシュタンや蒸気コイルを使用するなど、ともすれば保守的な業界に近代的な製法を取り入れたパイオニア。海の風味が感じられる軽やかでフルーティーなウイスキーです。

デュワーズに関する蘊蓄 まとめ

歴史やキーモルトを知るとますますありがたみが増します。また、「デュワーズ 12年」は個人的に激推し。一度試してほしいウイスキーです。

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ともぞう

ウイスキー初心者のアラフォー会社員です。ほかに『Chrome通信』や『OLD ROOKIE』を運用しています。

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