スコッチ

インバーハウス~低価格ながら本格派のブレンデッド・スコッチ・ウイスキー

2021年12月22日

本格派のスコッチインバーハウス

以前から気になっていたブレンデッド スコッチウイスキーのインバーハウスを飲んでみたのでレビューします。

今回試した飲み方はストレート、ロック、ハイボールです。結論から言うとレベルが高くてうまいです。

インバーハウスの概要

インバーハウスは、スコットランドの「インバーハウス社」が作るブレンデッド・スコッチウイスキーです。1964年にアメリカ企業の子会社として創業し、アメリカ人向けの味わいを持つスコッチとして人気です。1988年に独立し、2001年にタイ・ビバレッジに買収されました。

インバーハウスは「アンカー・オールド・トム」、「ベネリック」、「ダルモア」、「グレンドランキー」、「ボウモア」、「オールドポルトロイヤル」、「スピーキング・ビースト」などのブランドを所有しています。これらのブランドは世界中で愛され、多くのウイスキー愛好家から高い評価を受けています。

インバーハウスはハイランドやスペイサイドに複数の蒸留所を所有し、そこで生産された原酒がインバーハウスのキーモルトとなっています。

インバーハウスの製法

ベースとなる穀物などを原料としたグレーンウイスキーに原酒をブレンドしたブレンデッドしスコッチウイスキーです。キーモルトである「オールドプルトニー」「バルブレア」「スペイバーン」「ノックドゥー」を中心に様々な原酒を組み合わせたウイスキーとなっています。

それでは早速味わってみましょう。

インバーハウス 第一印象と味わい

グラスに注いで色を確かめると、ボトルの色に反して色は薄めです。香りを確かめると、まず感じるのが磯っぽい香り。

ストレートで味わってみると穏やかでモルティ、そしてピーティ。ストレートでもあまり刺激がこない、穏やかな味わいです。

雰囲気的にはボウモアが近いかもしれません。ジャパニーズでいうと「サントリー オールド」のような雰囲気です。

ヨードっぽさ、塩っぽさが強めで、非常にスコッチ然とした、本格派のスコッチウイスキーという印象を受け流します。

インバーハウスに少し加水

ぽちょんと少し加水すると、微妙に華やかさが増しますが、基本的な味わいはさほど変わりなし。

多めに加水すると、塩っぽさが立つ味わいとなりました。

インバーハウスをロックで

ロックにすると、華やかさがぐっと増しつつも、塩っぽい感じとヨードっぽい感じが健在。

インバーハウスはあくまでこの味わいにこだわった一本であることを感じさせます。

インバーハウス ハイボール

レモン味の炭酸水はイマイチ。なんだか水っぽい味わいになってしまいました。

という訳で、インバーハウスはロックか、ストレートでちびちび飲むのが正解かもしれません。

インバーハウス 評価

低価格とは到底思えない、本格派のスコッチブレンデッドウイスキーの味わいに驚きました。

人工的なアルコール感もなく、レベルは非常に高いです。後は口に合うか合わないかの問題だけです。

おすすめの飲み方はロックかストレート。

ウイスキーを飲みなれている方も、一度は試してみる価値のあるウイスキーだと思います。すごいぞ、インバーハウス!

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インバーハウスのキーモルト

インバーハウスに使用されているキーモルトについて調べてみました。

オールドプルトニー OLD PULTENEY

1862年に創業した最も古い蒸留所の1つ「プルトニー蒸留所」で作られるシングルモルトウイスキーが「オールドプルトニー」。スコットランド北部の北海に面した港町に存在することから、通称「海のモルト」として知られているそうで、潮風の香りが漂う、力強い味わいと繊細さを併せ持つウイスキーです。国際品評会でもゴールドメダルを受賞した世界でも最高水準のウイスキーです。

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バルブレア BALBLAIR

名前がかっこいいバルブレア蒸留所は、なんと創業1790年で、スコットランド最古のウイスキーづくりを継承しています。この蒸留所は8人のチームで運営され、小型ポットスチル2基の小規模生産でクラフトウイスキーを地で行っています。生産量が少ない上にバランタインの主要原酒として使用されていたので、市場に出回ることがなかったそうです。ハイランド流のノンピートで、とてもフルーティーな味わいを特長とする、根強い人気を誇るウイスキーです。バルブレア12年のほか、バルブレア15年、バルブレア18年、バルブレア25年などが存在します。

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スペイバーン Speyburn

1897年に創立したスペイバーン蒸留所は良質な水質を追求した結果、ローゼス渓谷に建てられた蒸留所です。高品質でありながらもお手頃価格が多くの消費者に支持され、特にアメリカとイギリスで人気のスペイサイドモルトとのことです。

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ノックドゥー

1894年創業のハイランドにある蒸留所。ハイランドで最も小さな蒸留所の1つです。ノッカンドオやカードゥと名前がにていることから、当蒸留所のシングルモルトウイスキーは1993年以来「アンノック」として販売されています。

AnCnoc(アンノック)
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ともぞう

ともぞう

ウイスキー初心者のアラフォー会社員です。ほかに「Chrome通信」や「OLD ROOKIE」などを運用しています。

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