グレンフィディック 12年

シングルモルトウイスキー。グレンフィディック12年です。
シングルモルトでは出荷数世界1位を誇る、王道のウイスキーです。その前にシングルモルトとは何か、少し解説します。
シングルモルトとは?
ウイスキーは大きく分けてシングルモルト・ウイスキーとブレンデッド・ウイスキーの2つに分かれます。
ブレンデッドについては後に詳しく説明しますが、グレーン・ウイスキーと呼ばれる穏やかで個性弱めなウイスキーをベースにモルトウイスキーを色々ブレンドして作った、要は色々な蒸留所で作られたものを混ぜ合わせて作ったものです。対してシングルモルト・ウイスキーは1つの蒸留所で作ったウイスキーをある期間寝かせた後、ビン詰めしたものです。
ということで、シングルモルトであるグレンフィディック 12年はある特定の蒸留所で作られ、最低12年寝かせたもの、ということになります。
スコットランドのウイスキーの産地は大きく分けてハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラという4つがありますが、グレンフィディック 12年はスペイサイドを代表するウイスキーです。スペイサイドとはスぺイ川流域ということですね。ここに51の蒸留所が集中していると言われています。ウイスキー造りにいい水は欠かせないということですね。
グレンフィディック 味わい
さてこのグレンフィディック 12年、バニラや蜂蜜を思わる、深みのあるアロマが特徴的な、非常に飲み易い1本です。
若いだけあって少しアルコール臭は強いですが、少し水を足して飲むと、充分、許容範囲です。ウイスキーに興味がある人が、最初に飲むのには、手頃で良いウイスキーだと思います。
価格もシングルモルトでは最安価の部類に入るのがありがたいところ。これからウイスキーを飲んでみたいと思っている方は、まずこれを飲んではいかがでしょうか?
ちなみにブレンフィディックとはゲール語で「鹿の谷」という意味。グレンが谷ということでしょう。「グレン」が名前につくウイスキーは多いのですが、理由はまた別の機会にお話ししましょう。