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ブラックニッカ ブレンダーズスピリット

ブラックニッカ誕生60周年記念で数量限定で販売されるブラックニッカ ブレンダーズスピリットの発売日に風邪を引いてしまった間の悪い、ダメ人間のともぞうめでございます。

ブラックニッカ ブレンダーズ スピリット [ ウイスキー 日本 700ml ]

風邪も治ったことなので、満を持してレビューしたいと欲す。

ココがポイント

1956年当時の原酒も少しブレンドされているレアウイスキーです。

ブラックニッカ ブレンダーズスピリット 味わい

まず瓶から立ち込める香りを確かめると、甘くて優しいブラックニッカの香りと、ちょっこす「ほろ苦い」チョコレートの香りを確認することが出来ます。香りは確かに、現行の「ブラックニッカシリーズ」そのものです。

グラスに注ぐと、色は濃すぎず薄すぎず、自然なウイスキーの色合い。グラスを振って香りを確かめると、ややアルコール感を伴う酸味、草(ハッパ)を思わせる複雑な香りが立ち込めます。2分放置して、再び香りを確かめると、芳醇でまろやかな香りに変化。かすかに「ピート」「ヨード」の香りも感知できます。

ブレンダーズスピリット ストレートで

まずはストレートで試してみます。一口飲んだら結構なインパクト。香りはブワッと来ます。最初は余市を彷彿とさせる、濃い甘みを感じ、これでもか、といういうくらい鼻腔を刺激した後、やや苦味を感じるフィニッシュ。

アルコール感は少なめで、ストレートで飲んでも、さほど気にならないレベルです。ボディはミディアム~やや軽めといったところ。オイリーさはなく、すっきりとしています。

ブレンダーズスピリット 少し加水

次に、少し加水したところ、香りが開き、甘みと酸味が際立ちます。やや時間を置くとレモングラス。キュッとした酸味があります。酸味のある柑橘類を思わせる味わいで、やや爽やかなフィニッシュへと変化。

最初に感じた「ほろ苦さ」はやや鳴りをひそめる。と思えば、また出てくる。ヨードの香りもやや検知。再び味わうと、後味の印象はビターチョコ。一口一口で、感じる味わいが変化します。これほどめまぐるしく印象が変化していくウイスキーは初めてです。

飲み比べ

ブレンダーズスピリットをブラックニッカスペシャル、ニッカフロム・ザ・バレル、ブラックニッカ リッチブレンドと飲み比べてみました。

ブラックニッカ スペシャルと飲み比べ

ちょうどブラックニッカ スペシャルを飲んでいたところなので、飲み比べてみます。色は若干ではありますが、スペシャルの方が濃い。

左がブレンダーズスピリットで右がブラックニッカ スペシャル

左がブレンダーズスピリットで右がブラックニッカ スペシャル

まず香り。

系統は同じですが、ブレンダーズスピリットのチョコの香りが際立つ結果に。逆にスペシャルの方はヨード臭が目立ちます。味はスペシャルのカラメルのような荒削りな甘み、塩辛さなどやや荒々しい味わいが目立つ。

逆に言えば、ブレンダーズスピリットはスペシャルの角がとれた、成熟したウイスキーとも言えます。まろやかですがスパイシー。スペシャルをその後に飲むとよりスパイシーで、ややアルコール感が目立つ。

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フロム・ザ・バレルとの飲み比べ

時間が立ってますが、ちょうどニッカの魂 フロム・ザ・バレルを少しだけ残しておいたものがあったので飲み比べ。

香りの系統は意外と似ていますが、ブレンダーズスピリットのチョコの香りが再び際立つ。一方、フロム・ザ・バレルの香りはオーヘントッシャンが如しややすっぱさを感じる香り。

ところが、味わい自体は非常によく似てますね。香りはちょっと違いますが、味の方はほぼ判別不可能。とは言っても、私もそれなりに長くウイスキーのブログを書いているので、ブラインド・テストをやっても50%の確率で正解する自信はあります。何故か一日おいて再び飲み比べたところ、以下同文。ややブレンダーズスピリットの方が塩辛かな、という印象です。

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ブラックニッカ リッチブレンドとの飲み比べ

飲み比べの為にウイスキーは最後まで飲まず、最後の1口分は残しているのですが、今回は大放出。ブラックニッカ リッチブレンドとの飲み比べです。

香りはやはり同じ系統ですが、リッチブレンドの方は、ややアルコール感を感じます。味はリッチブレンドがバナナ感のある果物の甘みを感じるのに対し、ブレンダーズスピリットは酸味7、とろみ3割という感じです。

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ブラックニッカ ブレンダーズスピリット 総括

今回ブレンダーズスピリットを飲んだ印象は、甘みと酸味が共存し、ある程度ピート・ヨードの香りもする硬派なウイスキーといったもの。リッチブレンドなどは日本人向けに飲みやすい味わいに仕上げている印象がありますが、ブレンダーズスピリットは、ブラックニッカ スペシャルやフロム・ザ・バレル同様、分かる人だけ飲めばいい、といったような昔のニッカを思い起こさせる味わいになっています。

ただ、スペシャルやフロム・ザ・バレルとそこまで大差があるかというと、値段なりといったところ。「採算度外視で良いものを作った」という感じは受けなかったのはやや残念。

また、目玉の60年ものの原酒を使ったとありますが、私の残念な舌では感知出来ませんでした。従って、何本も買いだめしようとは思いませんが、60年という歴史に敬意を表して1本飲んでおく、という感じでいいのではないかと思います。

2016.11.22
追記:開栓後、しばらく経ちましたが最初感じていた我の強い酸味がやや後退して非常にまろやかな味わいに。なおかつ、良い枯れ感も出てきてさながらワインのような味わいを感じることも。美味しいです。

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